モンゴルには無いジンギスカン料理 [食べ物]
「ジンギスカン」と聞くと、北海道の郷土料理ジンギスカンの他に
モンゴルを建国した「ジンギス・カン」(チンギス・カン、チンギス・ハーン)を
思い浮かべる事ができると思います。
しかし、モンゴルに行って「本場のジンギスカンを食べよう」と思っても、
モンゴルにジンギスカン料理はありません。
羊肉を常食するモンゴルでは、羊を焼いて食べる習慣は無く、茹でるのが主流。
「ジンギスカンが遠征の陣営で好んで食べた」
「ジンギスカン率いるモンゴル軍兵士が自分の兜で羊肉を焼いた」
などという説は、全て嘘、または間違いなのです。
では、ジンギスカン料理の発祥は北海道なのでしょうか?
これについても、日本オリジナルの食べ方ということ以外は定かではなく、
千葉県成田市・山形県蔵王温泉・岩手県遠野市等が発祥地だと主張しています。
また、ジンギスカン料理店の名称によく使われる漢字「成吉思汗」は、
チンギス・ハンの発音を漢字に写した文字で、これを料理名に流用しているのです。
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