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陶器と磁器の違い [その他]

陶器と磁器の違いは何?と聞かれたら、的確な答を即答するのは難しいですね。
どう見分ければいいのでしょうか。

陶器と磁器の一番の大きな違いは材料です。
一般的に、陶器は土物、磁器は石物と言われます。

陶器を作るのは、主に自然界で取れる粘土
この粘度には鉄分が多く含まれている為、褐色の濃い色がついています。

一方、磁器を作るのは、陶石という石の粉に粘りを与えるための粘土を混ぜたもの
陶器よりも多くのガラス質を含んでいます

この材料の違いにより、以下のような性質の違いができます。
        陶器                                     磁器
外見  光にかざしても光を通さない           光にかざすと光が若干透けて見える
音質   指ではじくと低音のにぶい音          指ではじくと高く澄んだ音
厚み  壊れやすいため磁器より肉厚になる  磁器より硬いため薄く作れる
熱     穴を多く含み熱が手に伝わりにくい   熱いものを入れた器は手で持てない
吸水  若干だが水が染み込む                全く染み込まない

陶器は昔から世界各地で焼かれてきました。  磁器は中国が発祥の地です。
英語で"C"が大文字の"China"は中国を、"c"が小文字の"china"は磁器を意味します。

産地別すぐわかるやきものの見わけ方

産地別すぐわかるやきものの見わけ方

  • 作者: 佐々木 秀憲
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本

タグ:その他 言葉
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