陶器と磁器の違い [その他]
陶器と磁器の違いは何?と聞かれたら、的確な答を即答するのは難しいですね。
どう見分ければいいのでしょうか。
陶器と磁器の一番の大きな違いは材料です。
一般的に、陶器は土物、磁器は石物と言われます。
陶器を作るのは、主に自然界で取れる粘土。
この粘度には鉄分が多く含まれている為、褐色の濃い色がついています。
一方、磁器を作るのは、陶石という石の粉に粘りを与えるための粘土を混ぜたもの。
陶器よりも多くのガラス質を含んでいます。
この材料の違いにより、以下のような性質の違いができます。
陶器 磁器
・外見 光にかざしても光を通さない 光にかざすと光が若干透けて見える
・音質 指ではじくと低音のにぶい音 指ではじくと高く澄んだ音
・厚み 壊れやすいため磁器より肉厚になる 磁器より硬いため薄く作れる
・熱 穴を多く含み熱が手に伝わりにくい 熱いものを入れた器は手で持てない
・吸水 若干だが水が染み込む 全く染み込まない
陶器は昔から世界各地で焼かれてきました。 磁器は中国が発祥の地です。
英語で"C"が大文字の"China"は中国を、"c"が小文字の"china"は磁器を意味します。
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