「祝い箸」のいわれ [風習]
お正月に使われる「祝い箸」。 両端が細いのはなぜ?
・年神様(としがみさま)
正月は年神様をお迎えするまつりで、門松や鏡餅などの正月飾りはそのためのもの。
年神様は家々に実りと生命力をもたらす来方神であり、祖先であるともいわれます。
・神人共食(しんじんきょうしょく)
神様と一緒に、神様と同じものを食べる習わしを、神人共食といいます。
祝い箸は「両口箸」ともいい、一方は年神様が、もう一方は人が使うための形。
中ほどが太くなっているので、五穀豊穣と子孫繁栄をあらわす形ともいわれます。
・霊木
箸に使われるのは、霊木とされる柳の白木。
香りがよく、水分が多くて丈夫で折れにくく、薬木で長寿をもたらし、縁起がよいとされ、
「清浄と神聖を表し、邪気を祓い、長寿をもたらしてくれる」ともいわれます。
水引がついた箸袋におさめ、家族銘々の名前を書き、三日間使うのが習わしです。
2010-01-02 03:49
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